前記事「自社ショップが売れないと嘆く前に」では抽象的な話を書きましたが、今回は技術的な話です。
もくじ
ユーザーエクスペリンスアップデート
今年の6〜8月、Googleが立て続けにアップデートを行い、結果としてユーザーエクスペリエンスの重要度が以前より増しました。この10月にもアップデートが行われ、主にECサイトについて先のアップデートが補強されたのではないかと推測されています。
ユーザーエクスペリエンスとは名前の通り、サイトにおいてユーザー体験が快適であるかを示すものです。
快適なユーザー体験とは
- 「ページ表示が速いこと」
- 「表示中にレイアウトがずれたりしない」
- 「モバイルフレンドリー」
など。
ユーザーエクスペリエンスの判定はGoogle Search Consoleで確認できます。
詳細内容は主に「ウェブに関する主な指標」で判定されており、core web vital値は、Page Speed InsightsやLighthouse(chromeアプリ/ *デベロッパーツールでも確認できます)でも確認することができます。
- Page Speed Insights:https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
- Lighthouse:https://chrome.google.com/webstore/detail/lighthouse/blipmdconlkpinefehnmjammfjpmpbjk?hl=ja
「ウェブに関する主な指標」で指摘された項目を修正する
下図はこのブログのユーザーエクスペリエンスグラフですが、随所に乱高下があることが見て分かります。
この間特に何もしていないのですが、勝手に良好判定になったり不良判定になったりを繰り返しています。7月のデータがあればもっとすごい波なのですが、生憎撮り忘れました。
幸い、core web vital値は以前から修正するように心がけていたので、元の状態に落ち着きましたが、core web vitalに警告が出ている状態のまま放置していると、特に今後は検索順位の落ち込みが予想されます。
SNS/動画で集客しているから検索流入は気にしない、であればそれで問題ないですが、検索からのアクセスも必要なサイトは早めの改善をおすすめします。
ユーザーエクスペリエンス対策による効果
これは、8月にcore web vital値を修正させていただいた某サイトのクリック数比較ですが、この2ヶ月のクリック数は前年比で倍になっていることが確認できます。
もちろんお客様自身がコンテンツを定期的に追加・見直しされていることも要因としてあるのですが、core web vital改善により以前よりも露出頻度が高まったことも大きいです。
同時に商品のリッチリザルト表示も修正させていただいたのですが、こちらも右肩あがりで表示されるようになっています。
リッチリザルト自体はSEOに影響を及ぼさないと言われていますし多分そうなのですが、CTR(クリック数 / 表示数)を見てみると、通常の検索結果よりも高い数字を出しています。(弊社の把握できる範囲内)
つまり、クリックされる確率が他より高いということです。
サイトの修正依頼承っております
サイトのリニューアルというと、デザインも一新して新しいサイトを作るイメージがありますが、弊社では、デザインをまったく変えず、こういった機能性だけ見直したいというご依頼も多くお受けしています。
その場合、お見積りを出した時点で全内容をご依頼いただいてしまうと
- 時間がかかる
- どの施策がどの程度効果を出したのか把握しづらい
- そもそも弊社が信用できるか分からない
といった弊害を生みますので、ご提案内容の中から少しずつご依頼いただくことをおすすめしています。
特に、core web vital改善などは今日直して明日検索流入が倍になる!わけではないので、少し間を置いてから他のご依頼もいただける方が、お互い安心してすすめられると思います。
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