複数のキャッシュレス決済を扱える決済サービス

2019年11月28日

10月にキャッシュレス消費者還元が開始されそろそろ丸2ヶ月。
「現金派には不安や抵抗もあるだろうし広く浸透するのは12月ぐらいになるのでは」と予想していたのですが、SNSによる拡散効果もあってか予想以上の速さで広まったような気がします。

 

経産省が11日、21日に発表した「キャッシュレス事業に関する直近の状況」を見てみると、現時点で参加店舗は約77万店。12月1日には86万店になっている見通し。
現在の登録申請数は約94万店だそうで、11日(約93万)と比較すると1日あたり1,000件の新規申請が行われていることになります。

 

キャッシュレス事業に参加していない店舗の意見をいくらか聞いてみると

 

「導入方法がわからない」

「○○ペイが多すぎてどれを選んでいいのかわからない」

 

の2つをよく聞きます。

 

確かにキャッシュレス決済は全部で何種類あるのかわからないぐらい一気に増えました。
複数の決済と契約してレジ周りが大変なことになっている小売店も見かけます。

 

そこで「1つの契約で複数のキャッシュレス決済を受けることができるキャッシュレス決済サービス」を2つご案内します。

エアペイ(Air Pay)

airpayのロゴです

まずは、当サイトでも何度も紹介してきたリクルート社のAirPAY
iPad またはiPhoneに決済端末とアプリをつなぐことで、クレジットカード、QRコード決済、交通系電子マネーなど多くの決済を全て受け付けることができます。

 

クレジットカードは主要ブランド全て。交通系電子マネーはSuica、icocaなど9社に対応。
QR決済(スマホ決済)は、ペイペイ、d払い、ラインペイ、アリペイ(中国の主要QR決済)に対応しています。

 

エアペイ利用にはiPadと決済端末が必要(無償キャンペーン有)

エアペイの利用にはiPadかiPhoneのいずれかと、専用の決済端末を用意しなくてはならないのですが、現在は「キャッシュレス0円キャンペーン」を実施しているので、どちらも無償貸与することができます。(キャンペーンの通信端末はアイパッドとなります。)

 

返送期限はないので、”業務に使用していない”などの不正使用をしていない限りは使い続けることが可能です。

エアペイのキャンペーンについては「キャッシュレス0円キャンペーン – Airペイ」をご参照ください。

 

エアペイの初期費用・手数料など

エアペイの初期費用は0円。月額利用料も0円です。

 

支払いにかかる決済手数料は、キャッシュレス還元期間中は2.16%。
還元終了後(2020年7月以降)は3.24%となります。(JCB・Dinersなど一部3.74%)

 

Take Me Pay(テイクミーペイ)

TakeMe Payは「世界中の決済を1つに」をコンセプトに提供されているマルチ決済サービスで、開発・提供しているのはインバウンド集客を行っている日本美食株式会社です。

 

日本美食株式会社とは、どう考えても決済に関係なさそうな名前ですが、元々この会社は訪日外国人への情報提供や飲食店への予約代行サービスを行っている会社です。

旅行者とお店の間に入ることで言葉の壁による行き違いが無くなりますし、お店側からしてもスムーズに予約がとれる・ドタキャンが減ったと双方から人気の高いサービスだそうです。今年5月からJALとも業務提携を結んでいます。

 

そのインバウンド集客の派生として、「世界中の決済を1つにまとめられれば訪日観光客もスムーズに決済できる!」と開発したのがTakeMe Pay

 

紹介動画があったので貼っておきます。

TakeMePayの決済方法

お店が提示したQRコードをお客さんが利用したい決済アプリ、またはバーコードリーダーで読み取り、支払い金額を手動入力。
店員が金額をチェックし、間違いなければ決済完了。 という流れになります。

 

お店が提示するQRコードは全社共通になっているので、1つで全ての決済方法(QR決済・クレジットカード・Paypalなど)が使用できます。

 

QR決済はわかりますが、クレジットカード決済をどうやってQRコードで受け付けるのかなと思いましたら、QRコードを読み取ると決済専用URLに遷移し、そこでクレジットカード情報を入力することで決済確定させるようです。PayPalならユーザーIDとパスでいけます。

 

あらかじめ専用アプリにカード情報を登録させておくことも出来るようなので、テイクミーペイが浸透してくれば「端末を必要としないクレジットカード決済方法」として確立されるかも知れません。

端末を必要とせず、印刷したQRコードを用意しておけば良いので、屋外のイベントやテーブル決済にも対応できますね。

 

初期費用・利用料など

TakeMePayも初期費用・月額費用ともに0円です。

決済手数料は一律3.3%。

TakeMePayが扱えるブランド

QR決済(PayPay、LinePay GooglePay ApplePay 中国系QR決済)、
主要なクレジットカードブランド、
PayPal(ペイパル)など世界84カ国対応、20種類の決済方法が利用できます。

 

ペイペイ・ラインペイとクレジットカードに対応していれば結構な範囲をカバーできると思いますが、電子マネーには対応してないですね。
インバウンド集客という基本コンセプトからしても観光客の多いビジネスに強い印象です。

 

還元終了後のキャッシュレス利用はどうなる

これだけキャッシュレス利用が一気に普及したのは言うまでもなく家計の節約になるからですが、
5%還元が終了する来年7月以降はどうなるでしょう。

 

「キャッシュレス還元が終わればみんな現金払いに戻ってくるさ」という知人が言うので、
i-Sayのミニアンケート機能で聞いてみました。

2020年6月以降もキャッシュレス利用するかのアンケート結果。7割以上が利用すると回答しました

今日現在(11月28日)で7割は「還元終了後も継続利用する」と回答しています。

最新アンケート結果を見る

 

コメント欄(理由)を見たところ、

「小銭を出す手間がなく便利」

「(還元がなくても)ポイントが貯まるので使う
など。

 

母数が少ないのでデータとしての信用は低いですが、各決済会社がキャンペーンを打ち続けるのは予想できますし、ユーザーの6〜7割は継続利用するのではないかと予想しています。

 

今回ご案内したエアペイ、テイクミーペイはどちらも初期費用・月額利用料はかかりませんので、まだキャッシュレス決済導入に踏み切れていないお店も、どちらか検討されてみてはいかがでしょうか。