10月にキャッシュレス消費者還元が開始されそろそろ丸2ヶ月。
「現金派には不安や抵抗もあるだろうし広く浸透するのは12月ぐらいになるのでは」と予想していたのですが、SNSによる拡散効果もあってか予想以上の速さで広まったような気がします。
経産省が11日、21日に発表した「キャッシュレス事業に関する直近の状況」を見てみると、現時点で参加店舗は約77万店。12月1日には86万店になっている見通し。
現在の登録申請数は約94万店だそうで、11日(約93万)と比較すると1日あたり1,000件の新規申請が行われていることになります。
キャッシュレス事業に参加していない店舗の意見をいくらか聞いてみると
「導入方法がわからない」
「○○ペイが多すぎてどれを選んでいいのかわからない」
の2つをよく聞きます。
確かにキャッシュレス決済は全部で何種類あるのかわからないぐらい一気に増えました。
複数の決済と契約してレジ周りが大変なことになっている小売店も見かけます。
そこで「1つの契約で複数のキャッシュレス決済を受けることができるキャッシュレス決済サービス」をご案内します。
エアペイ(Air Pay)
当サイトでも何度も紹介してきたリクルート社のエアペイ
しばらくは類似サービスもあったのですが、時間経過とともに影が薄くなっていきました。
もうダントツでAirペイおすすめです。
iPad またはiPhoneに決済端末とアプリをつなぐことで、クレジットカード、QRコード決済、交通系電子マネーなど多くの決済を全て受け付けることができます。
クレジットカードは主要ブランド全て。交通系電子マネーはSuica、icocaなど9社に対応。
QR決済(スマホ決済)は、ペイペイ、d払い、ラインペイ、アリペイ(中国の主要QR決済)に対応しています。
エアペイ利用にはiPadと決済端末が必要(無償キャンペーン有)
エアペイの利用にはiPadかiPhoneのいずれかと、専用の決済端末を用意しなくてはならないのですが、現在は「キャッシュレス0円キャンペーン」を実施しているので、どちらも無償貸与することができます。(キャンペーンの通信端末はアイパッドとなります。)
返送期限はないので、”業務に使用していない”などの不正使用をしていない限りは使い続けることが可能です。
エアペイのキャンペーンについては「キャッシュレス0円キャンペーン – Airペイ」をご参照ください。
エアペイの初期費用・手数料など
エアペイの初期費用は0円。月額利用料も0円です。
支払いにかかる決済手数料は、キャッシュレス還元期間中は2.16%。
還元終了後(2020年7月以降)は3.24%となります。(JCB・Dinersなど一部3.74%)
還元終了後のキャッシュレス利用はどうなる
これだけキャッシュレス利用が一気に普及したのは言うまでもなく家計の節約になるからですが、5%還元が終了する来年7月以降はどうなるでしょう。
「キャッシュレス還元が終わればみんな現金払いに戻ってくるさ」という知人が言うので、i-Sayのミニアンケート機能で聞いてみました。
今日現在(11月28日)で7割は「還元終了後も継続利用する」と回答しています。
コメント欄(理由)を見たところ、
「小銭を出す手間がなく便利」
「(還元がなくても)ポイントが貯まるので使う」
など。
母数が少ないのでデータとしての信用は低いですが、各決済会社がキャンペーンを打ち続けるのは予想できますし、ユーザーの6〜7割は継続利用するのではないかと予想しています。
今回ご案内したエアペイは初期費用・月額利用料はかかりませんので、まだキャッシュレス決済導入に踏み切れていないお店も検討されてみてはいかがでしょうか。