Q:初めてのネットショップに何がおすすめ?→A:最近はBASEです

おすすめのネットショップASPは何なのか問題

「初心者におすすめのネットショップ」問題はこれまでにも何度かブログに書いてきました。

このブログは基本的に個人事業主や小規模事業者向けに書いてきたつもりなので、無駄にコストを掛けず(手数料など諸経費を抑えられる)利益を出しやすいこと、なおかつ検索に上がりやすい(SEO面)を主眼としてきたのですが、コロナ渦においてこれまで以上に多くの方のお話を伺ったりECサイト立ち上げを手伝っていく中で、「初心者おすすめのネットショップは何?」を考え直すことになったので記録しておきます。なお、ECモール(楽天やamazonなど)は除きます。

初めてのネットショップを選ぶポイント

「初心者 おすすめ ネットショップ」とでも検索すれば山のように記事が出てくると思いますが、結局「何を一番重視するか」は事業所ごとに違うのでこの記事も含めて参考意見程度にしておいたほうが良いです。最近いろいろ相談を受けた中で、上位にきた ”ネットショップを選ぶポイント” は以下です。

  1. 可能な限りリスク(費用)なし
  2. 操作が簡単
  3. (HTML等の)知識がいらない
  4. 売れる

4番めの「売れる」については、後述しますが努力次第です。

自社ショップを楽天などのモール型と同じように考えている人もちらほらいましたが、例えばBASEを使っているから売れる、カラーミーだから売れる、などという直接的なことは起こり得ません。そもそもお客様からしたら、そのお店がどこのサービス使っているかなど普通は分かりませんし興味もありません。BASEで月100万以上売っているお店もあれば売上0円の店もあります。BASE以外も然り。

可能な限りリスク・コストなし

これまで書いたブログでは、「事業のネットショップが月10万で良いわけがない。だから従量課金の手数料は避けて固定月額料金で考えるべき」論がメインだったのですが、最近きいた意見では「本当に売れるかどうか分からないので、まずは初期費用や固定費がかからず、売れた分だけ手数料を払う方が良い」派の意見の方が圧倒的に多かったです。

コロナ渦で急遽ネットショップ立ち上げという方も多いので余計にそうなっているのかも知れませんが、おそらく今後主流になるだろうなと感じました。

テレビCMでもBASEやstoresなどの無料ネットショップをよく見かけますし、コロナで無料ネットショップユーザーはかなり増えているでしょうね。

操作が簡単・知識がいらない

一昔前まで最低でもHTMLとCSSぐらい分かってないとテンプレート頼みの安っぽいページしか作れないのが当たり前でしたが、今は昔。

最近BASEをさわる機会が多いですが、GUIと言うか、追加したいパーツをマウスで動かしていくだけでページが作れてしまいます(その代わりhtml編集はできない)。(ネットショップとは違いますが)無料ホームページ制作ペライチやWordPress(ブロックエディタ)も同様ですが、ページ作るだけなら本当に知識いらずです。

ユーザーの多くがモバイル端末であり、複雑なデザインよりもシンプルさが求められている現状も大きいです。

もちろんテンプレート編集とか踏み込んだことをしようとするとそれなりの知識が必要ですが、単純にページを作るだけならHTMLもCSSもJSも学ぶ必要はありません。

ネットショップでは特に、「1日も早く実際にショップをオープンさせること」が重要なので、操作が簡単 = 開店までのスピード感においては、老舗ネットショップよりも後発のネットショップの方が有利だよなと思います。

運営を続けていく中でなんらかの変更が必要になったときなどでも、編集が簡単ならすぐに変更を反映できますが、編集方法を調べながら1時間かけて修正するようだと時間も人手も無駄に使いますし。

逆に、HTMLごりごり触りたい人にとってはストレス溜まるので非推奨です。

売れる

最初に書きましたが、これは個々の努力次第です。どこのサービスを使っているかではありません。

何の説明もなく写真と商品名だけ載せて、SNSで告知するでもなく、ぼーっとしていて売れるわけがありません。

どんなショッピングサービスでも商品説明欄やmeta欄(titleやdescriptionなど)が準備されている(BASEに限り、無料Appインストールする必要がある)ので、それをきちんと埋めているか。

お客様が迷わないように関連商品やカテゴリー分けが適切にされているか。

SNSなどで告知しているか。 など、これらの基本的なことをきちんと出来ているショップは、どのサービスを使っていてもいつかは絶対に売れます。

正直にいって、これらは地味で面倒で大変ですが、結局その積み重ねが一番大切です。そこにプラスする形でSEO対策などがあるわけです。

話が脱線するので、meta欄をちゃんと書くだけでどれだけ変化が起きたか を別記事に書きましたので、お時間あればお読みください。

最近のおすすめはBASE

「売上が上がるほどに手数料が高くつく」・「SEO面に弱い」を理由に、このブログで散々こきおろしてきたBASEですが、最近初心者におすすめは?と聞かれると最初にBASEを挙げています。

「手数料が6.6% + 40円」・「代引きや直接振込にまで手数料がかかる」をどう捉えるか次第ですが、ページ編集の簡易さや機能性、売れない限りリスクなし は、とりあえず出店してみたい方にとって魅力のようです。

もう1つの懸念材料であった「SEOに弱い」ですが、自分でBaseショップを作ってみたら普通に3ヶ月で10位以内に表示されたので作り方や商材次第である程度は対応できるようです。(先程紹介した記事にも少し手順を書いています。)

他社の例ですが、だいし屋さん( https://daishiya.theshop.jp )も色々なキーワードで上位表示されているので、やっぱり作り込みは大事ですね。

とは言え、商品個別にHTML編集できるスペースがないので、作り込みたい人からすれば「SEOが弱い」になるのは間違いないですが、SNSや動画からの集客を基本として考えられているのでやむを得ずかなと。

最後に宣伝。

ネットショップのSEO対策カスタマイズ(デザインはそのまま)などのご相談もお受けしていますので、お気兼ねなくお問合わせください。