らくうるカートは初心者おすすめ&今後の期待値も高い

らくうるカート 評価

ヤマト運輸が2018年1月からスタートさせたネットショップ作成ツール「らくうるカート」。
以前のブログでも書きましたが、思いのほかきちんと作りこまれていました。

お試し期間を無事に終えひと通り使ってみた評価と、偶然お会いしたヤマトの中の方に”今後のらくうるカートの展望”をお聞きする機会がありましたので、その辺りを書いておこうと思います。

これからネットショップを始める方にはおすすめできる

基本料無料で使えるネットショップもありますが、結局販売手数料が高かったり
グーグルやヤフーでどんなに細かく検索しても自店が出てこなかったりして、おすすめできるものはありません。
安物買いの銭失いです。

順をおって後述しますが、

  • 分かりやすい管理画面
  • 決済システムに悩む必要がない
  • 早い入金サイクル
  • 知識がなくても基本的なSEO対策ができる
  • 販売手数料は1%または無料

らくうるカートは有料とはいえ、ライトプランだと月額300円ほどです。
300円でこれだけ出来れば十分過ぎるというのが私の感想です。

もちろんネットショップをきちんと運営していくなら独自ドメインを取得した方が望ましく、
らくうるカートで独自ドメインを利用するにはレギュラープラン(月あたり3,000円)となりますが、途中でプラン変更することも可能ですので最初はライトプランで利用し、使えると思ったら途中でレギュラープランに変更しても良いかなと思います。

ちなみにプラン変更はライトからレギュラーへの変更のみOKで、変更時は新プランの料金(1年目のみ割引価格)が必要です。初期費用は最初の契約時のみ必要で、プラン変更時は必要ありません

シンプルで分かりやすい管理画面

初めてネットショップを運営するとき絶対にぶつかるのが、「どこを触ればいいのか分からない」問題です。

これは大手モールの管理画面でもショップサーブ、カラーミーなどで自社運営しても同じだと思いますが、 ”一体どこで注文の確認をすればいいのか” ・ ”商品はどこから登録・編集できるのか” に多くの方がぶつかります

機能が増えれば増えるほど管理画面は複雑化していきますし仕方ないのですが、シンプルで見やすい管理画面というのは結構重要だと思います。

決済システムで悩まない

初めからクレジット決済が標準で装備されていたりするところはいいのですが、たとえばカラーミーでは自分でどの決済システムを使うのか選ばなければなりません。

ネットショップをどこで運営するのかでも悩んだのに、また悩まないといけないわけです。
カードの手数料はいくらなのか、とか入金サイクルは何日後なのか、とか。

らくうるカートでは基本的にクロネコWEBコレクトを利用しますが、主流の決済方法は網羅されていますし、入金サイクルも早いです。

例としてイプシロンの決済システムを利用すると入金は大体60日後のはずですが、クロネコWEBコレクトだと最短で締め日の5日後入金です。(ヤマト運輸のコレクトサービスと同じ周期)

資金が潤沢にある方はお好きにどうぞですが、入金サイクルは早いほうが嬉しいです。
クロネコWEBコレクトの手数料率5% をどう受け取るかが分かれ目だと思いますが、決して悪くはないシステムです。

カラーミーでも最近はイプシロンよりクロネコWEBコレクトを推してきているという話もありますしね。

知識がなくても基本的なSEO対策ができる

前にも書いたので簡潔に書きますが、商品登録ページに与えられた記入項目をきちんと書くとそれなりに出来ているはずです。
SNS用のOGP設定もできるようになっています。

販売手数料が安い

ライトプランでは1%。レギュラープランでは手数料無料です。
ちまたの主な無料ネットショップは大体この手数料が割高なので、売上があがっていくほど手数料が肥大化していきます。

目安としては、月10万以上売れた時点で無料ショップの方がコストが高くつきます。

と、以上の理由から初めてネットショップを作る・運営する方には「らくうるカート」はかなりおすすめです。

これはヤマトの方もおっしゃってましたが、「初めてで知識もないけどネットショップやってみようかな、という人には最適なツール」になり得ると思います。

乗り換えようかと検討している人には物足りない

ヤマト運輸の方が先ほどのセリフの後に続けておっしゃったことですが、
既にネットショップを他社で運営されている方や、かなりの売上(1,000万/月 以上ぐらい)を目指している方にはまだまだ物足りないところが多いです。

複数配送先の選択ができない点や常時SSL通信化など、未対応の機能も多くあります。

(6月5日追記:常時SSL通信に対応しました!)
しかし、「今年は、まず実際にらくるカートを使っていただいて上がってきた意見やご希望をどんどん取り入れてブラッシュアップしていきますし、していかねばなりません」
ということですので、今後も要注目です。

そのうちとんでもなく便利なネットショップ作成ツールになっているかも知れません。