ネットショップの特徴・比較 (カラーミー・らくうるカート・BASE・ショップサーブ)

 

新年度となり「今年は新たにネットショップ進出を!」と意気込む方、従来のツール見直しを検討されている方が増えているようで、拙ブログもネットショップ関係のアクセスが増えているようです。

 

個人事業または小規模事業でネットショップを始める場合、
1・アマゾン、楽天、Yahooショッピングなどに代表されるインターネット・ショッピングモールに出店する

 

2・カラーミー、ショップサーブなどに代表されるクラウド型ネットショップ作成サービスで自社サイトを構築する

の二択がほとんどだと思います。

 

 

今回は2番の自社ECサイト構築のうち、私が実際に運用したことのある範囲でそれぞれの特徴を比較検討してみたいと思います。

 

客観的にまとめますので判断材料としてお読みくだされば幸いです。

 

BASE 🔗」・「カラーミーショップ 🔗」・「らくうるカート 🔗」・「ショップサーブ 🔗」の4社比較です。

 

とにかく運用コストを安く抑えたい

ネットショップ運営も無料では出来ません。

 

初期費用・月額利用料をうたうBASEでも、商品が売れれば決済手数料・注文処理手数料が売上から差し引かれます。

注文処理手数料については料金プランによって異なる場合もありますが、各社最も安い料金プランで運用すると仮定します。

 

月額利用料 決済手数料 注文処理手数料
BASE 0円 3.6% 3% +40円
カラーミー 900円 5% 0
らくうるカート 324円 5% 1%
ショップサーブ 12,312円 3.67% 36円

 

これだけだと分かりにくいので、仮に月の受注件数が10件、売上が50,000円だとどうなるかというと、

 

 

月額利用料 決済手数料 注文処理手数料 合計
BASE 0円 1,800円 1,500円 +400円 3,700円
カラーミー 900円 2,500円 0円 3,400円
らくうるカート 324円 2,500円 500円 3,324円
ショップサーブ 12,312円 1,835円 360円 14,507円

 

となります。

月額利用料は無料でも、売上高が約20,000円/月を超えたあたりからBASEの金額的メリットは失われます。

 

BASE、ショップサーブの注文処理手数料は金額でなく件数に対し一律の費用が発生するため、同じ売上でも商品単価がやすければ安いほど手数料が割増になるので注意が必要です。

 

また、手数料の対象となる売上金額にはお客様からいただく送料も含まれますので、商品代金のみで考えてしまわないよう気をつけましょう。

 

 

デジタルコンテンツ販売の可否

デジタルコンテンツ(データダウンロード販売)の販売は、らくうるカート以外であれば可能です。
ただし、ショップサーブは基本的に物販用に設計されている為、デジタルコンテンツ販売にはクレジットカード・コンビニ払いの決済が利用できません。

 

サイト構築の簡単さ

全てのネットショップに共通し、html・cssの知識が全く知識がなくてもショップ作成が出来るようにテンプレートが用意されています。

 

テンプレートの数が多くてもカラーが違うだけであったり古臭いデザインでは仕方ないので、その辺りも勘案すると、

 

カラーミー > らくうるカート > BASE ショップサーブ

 

になるかと感じます。こればかりは好みもあるので私見混じりですが、業種別デザインのしやすさで考えました。

 

ネットショップでも「見た目」はかなり重要な要素ですので、ある程度しっかりしたデザインを求めると有料のテンプレートを購入することになります。

カスタマイズの自由度

これも全ショップ共通で、ある程度html・cssの知識があればカスタマイズすることが出来ます。
自由度の高さでいうと、らくうるカートが一番。ほかが横並び次点です。

 

< head >部分のカスタマイズまで可能という点でらくうるカートを一番にしています。

 

決済手段の豊富さ

ネットショップではクレジットカードをはじめ様々な決済手段を用意する必要があります。
BASE以外は、それぞれの決済サービスと個別に契約し付け足していくことも出来ますが手間がかかります。

 

標準でそろっている決済手段の豊富さで言うと、クレジットカード・キャリア決済・○○ペイ・コンビニ決済などほぼ全てを網羅しているショップサーブが圧倒的1位。
次いでらくうるカート、カラーミーです。

 

BASEも標準でクレジットカード・コンビニ決済が利用できるなど悪くはないのですが、代引きや自社口座への銀行振込など、利用できない決済方法があるのがネックです。

 

機能の充実度

ネットショップは商品を掲載して購入してもらうだけの機能があれば良いものではありません。
購入者からのレビュー機能・購入者への販促メール機能・まとめ買いのしやすさやその他多くの機能が求められますが、
そこはダントツでショップサーブが1位です。利用料が高いだけはあります。

 

先ほどの決済手段の豊富さや次の情報管理の容易さも含め、月売上数百万〜数千万を目標とするショップを作りたいなら間違いなくショップサーブをおすすめします。

 

受注管理・顧客管理・商品管理の容易さ

最初のうちは注文数も顧客数も少ないので気にならないと思いますが、一度に処理する件数が増えてくるとこれらの管理が大変になってきます。

処理に時間がかかってしまうのも困りますが、うっかり注文を見過ごしてしまったり、処理方法を間違ってしまったりというトラブル発生の原因にもなります。

 

管理画面をぱっと見たときの情報量の多さ、一括処理の自由度、詳細に絞り込めるかどうかという3点で、

 

ショップサーブ > カラーミー > らくうるカート > BASE となります。

 

独自ドメインの付与・利用可否

SEO面が弱くなることもあり、初期ドメインをそのまま使うことはおすすめできません。
独自ドメインが利用できるかどうかを比較すると下記となります。

 

ドメイン利用 ドメインの無償付与
BASE なし
カラーミー なし
らくうるカート 可* あり*
ショップサーブ あり

*らくうるカートはレギュラープラン(月額利用料3,240円)以上に限る

 

補足で、ショップサーブは解約後のドメイン持ち出しも可能(有償)、らくうるカートは不可です。

 

私的まとめ

実際にどのネットショップが合うかは、商材の違い(単価・利益率など)・目標金額の違いなどによって異なってくるので一概に決められないのですが、

 

個人事業や小規模事業としてネットショップ構築をはじめるのであれば、カラーミーショップが最善、次点がらくうるカート。

 

月1〜2万円の小遣い稼ぎ程度でやるのならBASE。

 

年商1千万以上を狙っていくのならショップサーブが良いかと思います。

 

SEOなどについては、BASE以外はそこまで変わりません。SSL暗号化の対応やスマホ対応などもほぼ横並びですので割愛しています。

 

ご参考になりましたら幸いです。