
手軽にキャッシュレス(クレジットカード決済)を導入できるツールとして有能なSquare(スクエア)ですが、これまでオンラインの支払を受け取るには、
のいずれかしかありませんでした。
しかし、新型コロナによる対面販売の自粛、インターネットショップの需要拡大を踏まえ、スクエア独自のネットショップ構築機能をリリースしました。
今のところ、「これまでに”SquareのWEBサイト作成機能を利用したサイト”を所持しているユーザー」に限定された先行リリースのようですが、おそらく急いで仕上げてくるでしょうから、近日中に一般公開されるのではないかと推測します。
*追記:正式版がリリースされましたので、この記事よりも正式版を読むことをおすすめします。↓
実際にSquareのネットショップを作成してみたので、手順や作成ページを紹介します。
Squareの新規アカウント登録(無料)はSquare 公式サイトから。すでにアカウントをお持ちなら直接Squareオンラインビジネス
へ。
Squareのネットショップについて
Squareのネットショップは、Squareが買収したWeeblyの機能を利用しています。
そのため、編集画面で時々Weeblyのロゴやページタイトルが表示されていますが、いずれSquareのものに置き換わると説明があります。
カスタマイズ性は低い
サイトの編集はプレビューを見ながらのビジュアル編集なので簡単です。
その代わり、デザイン面のカスタマイズ性はほぼ無いに等しいです。フォントや色、ヘッダーの背景画像とロゴを変更できるぐらいです。
デザイン面のカスタマイズは皆無ですが、自由にセクションやページを追加したり、SEOに関するmetaタグ編集やSNSとの連携は可能です。

無料でここまで出来るのなら悪くはないかなという感想です。
ちなみに、デザインに関しては無料・有料プラン関わらず編集不可っぽいです。
有料プランへのアップグレードで機能追加・拡充されるのは主にマーケティング機能です。
海外のECプラットフォームを見ていると、「重要なのは凝ったデザインよりもマーケティング機能」というのが主流ですね。
ドメインについて
無料プランでは https://○○○.square.site/ というドメインになります。
有料プランにアップグレードすることで他社で取得した独自ドメインの利用も可能となります。有料プランは月額1,200円〜7,500円。
Squareネットショップを始める手順
ログインし、左のメニューアイコンから「オーダー」を選択。そこから選択肢が1つしかない画面が続くので、それに従って設定画面にすすみます。

Squareで作成したサイトがオフライン(非公開)になっている場合、設定画面でWeeblyのエラーが表示されるので、必ずオンライン(公開)にしておきます。
サイトの編集を行う
商品がSquareに登録されている場合は、商品の自動同期が行われます。(なければ後から登録できます)
自動同期が完了するとサイトのプレビュー画面が表示されるので、問題なければ「公開」を。変更したい場合は「サイトの編集」をクリックします。
プレビュー画面を見ながらのブロックエディタが起動するので特に知識はいりません。

編集が済めば公開します。
最低限の情報だけ書いて公開したのが https://mihune.square.site/product/-seo-basic/1 です。
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デモ画面ではないので、注文すると実際に請求されますのでご注意ください。
Squareネットショップのトラブルシューティング
Squareショップに商品が表示されない
商品名・価格・配送方法の全てが入力/設定されていない商品は表示されません。
【商品】アイコンから一覧にすすみ、詳細編集する必要があります。
在庫数の変更も詳細編集から行えます。
カートに入れるボタンが表示されない
商品自体は表示されているのに、カートに入れるボタンが表示されず「このショップでは注文を受け付けていません」と表示される場合、設定が行われていないケースが考えられます。
デフォルトでは「ネットショップの注文を受け付ける」がオフになっているので変更する必要があります。
サイト編集画面で表示されている「ホーム」に戻ると、SquareではなくWeeblyのホーム画面(サイト編集トップ)に戻ります。

そこに分かりやすく表示されていると思うので、支払を受け付ける設定に変更します。