ヤマト運輸のネットショップ、らくうるカートにはQRかんたん販売や代理注文機能など珍しい機能も多いですが、個人的に「うちで使う機会はないけど面白い機能だ」と思っているのが「スマホでかんたん販売」機能です。
機能内容としてはメルカリをイメージしてもらうと良いでしょうか。
通常のショップページとは別に専用のページと専用の管理画面が生成され、商品登録もスマホから簡単に行えます。
後述しますが、スマホ販売設定ではオープン時間(商品の閲覧・注文が可能な時間)を指定できるので、タイムセール用の特別ページという使い方も考えられます。
たとえば夫婦で経営されているような町の小さな八百屋さんが店頭だけでなくネットで販売したいなと考えたとします。
しかし、
- 毎日同じ野菜が入荷されるとは限らない
- 価格がセリ値次第で毎日変わる
- 毎日価格変更するにしても、PC操作でしか変更出来ない場合手間がかかる
- 珍しい野菜が入ったとしてもイチから登録して、、となると(以下同)
などの問題が挙げられます。
しかし、このスマホかんたん販売なら、スマホで写真とってSNSにアップするぐらいの感覚で販売可能なので、ネット販売のハードルもぐんと下がるのではないかと思います。
もくじ
スマホでかんたん販売 利用登録の手順
最初の利用登録はPC操作となります。
初回はスマートキー(パスワード)を登録します。6〜20文字の任意を半角数字を登録。(記号・アルファベット不可)
管理画面にログインするときに必要なのでログインIDとスマートキーは忘れないように控えておきましょう。
スマホ販売用の管理画面にログインし商品の新規登録へ。

商品画像・商品名・商品説明・販売価格・販売期間・在庫数 を登録。
あまりパソコンを触ったことがない方向けに説明しておくと、販売期間のyyyy/mm/ddには西暦・月・日を記入します。今日なら 2019/06/27 です。
必須事項は「商品名」「商品画像」「販売価格」だけなので、最低その3つを記入すれば販売可能です。
必要な手間としては本当にSNSにあげるのと同じです。
画像登録ボタンをタップするとスマートフォンのカメラで撮影・または既存ファイルのアップロードによる登録が可能です。
通常の商品登録と同じくバリエーション登録も可能です。
いつものHogeTシャツを例にするとこのような商品ページになります。

スマホ販売で登録した商品も通常ショップの商品管理ページ(PC)から編集することができますが、通常のショップページでは表示されません。 (注:通常商品管理ページから編集し、掲載設定で「掲載」にすると表示されます。初期では非掲載になっています)
スマホでかんたん販売の応用
スマホ販売のページは通常のショップURLの下位ディレクトリに生成されますが、商品が通常ショップとは別扱いとなります。(通常ショップの商品はスマホ販売ページには表示されない。その逆も然り。)
スマホ販売ページはURLさえ分かればどの端末からでもアクセスできるので、そこを利用すると、一部会員にだけURLを教えてのシークレット販売が可能です。
ほかに、スマホ販売ページのみの機能として「オープン時間」を指定できます。(日をまたぐ指定は出来ないので、0:00 から24:00の間で指定します)
オープン時間外にアクセスしても商品は表示されませんし、もちろん購入もできません。
これを利用すれば、タイムセールのような販売方法も考えられます。
ページテンプレートは全カスタマイズ可能
はしょりましたが、スマホ販売ページのテンプレート変更もできます。

既定のテンプレートはカラーの違いぐらいですが、テンプレートで「カスタマイズ」を指定するとhtml・cssともに < head >部分も含めて全て編集可能です。
ここまで編集させて大丈夫なのかと心配になります。
何度も言いますが、html編集は失敗してショップ表示されなくなっても自己責任ですので、注意して行いましょう。