この記事はもともと2019年に執筆したものですが2026年9月にすべて書き直しています。
きっかけになったのは2026年9月9日に発表されたカラーミーショップ月額料金の値上げのお知らせ。
2026年11月からはじまる新料金を前に乗り換えを検討されている方を多く見かけますので、改めてカラーミーから乗り換えるならどのネットショップが良いか考えてみました。
この記事では現在レギュラープランで運営されているショップ様を想定しています。ラージプラン契約中の方は「ラージプランからmakeshopへ乗り換えるという選択肢」をご参照ください。

カラーミーショップ レギュラープランの値上げで乗り換えるなら?
カラーミーショップの月額料金値上げが発表され、2026年11月1日以降、レギュラープランは月額4,950円から5,940円へ料金改定されます。
カラーミーショップを利用しているショップオーナー様の中には他のネットショップサービスへの乗り換えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一口に”ネットショップの乗り換え”といっても何を最も重要視するかはショップごとに異なります。
そこでいくつかの利用ケースを想定して、Shopify、らくうるカート、STORES、イージーマイショップ、BASEの5サービスを乗り換え先候補として取り上げます。「そのショップで何ができるようになるのか」という視点から整理しますので、ご参考になさってください。
カラーミーショップ料金改定内容の確認
| プラン | 現在(改定前) | 2026年11月1日以降 |
|---|---|---|
| レギュラー | 4,950円/月 | 5,940円/月 |
| ラージ | 9,595円/月 | 11,000円/月 |
今回の記事では、レギュラープランをご利用中のショップを対象にしています。ラージプランご利用中の方は別の記事にまとめていますのでそちらをご確認ください。
カラーミーの値上げだけを理由に急いで移転する必要はありません。特に今回の値上げはサービス維持料金(電気代や人件費などサービスを維持する上で必ず発生するコスト)が理由ですので、移転先のサービスが今後値上げする可能性も十分あります。
これまで使ってきたカラーミーショップに何の不満もないのであれば、料金改定後も継続することは十分に合理的な選択肢です。
長く運営されてきたショップ様、特に常連のお客様を多く抱えておられるショップ様にとっては、ECサービス移転はかなり繊細に取り扱うべき内容です。
カラーミーショップを他サービスと比較検討することで、どのサービスが自社にとって最適な選択肢か、を決定する内容となれましたら幸いです。
乗り換え先を選ぶときに考えたいこと
まず、次の3点を考えてみてください。
- 今後ネットショップ事業をさらに拡大・発展させていきたい
- 実店舗や他の販売チャネルも含めて運営したいか
- 毎月の固定費を抑えることを最優先したいか
この違いによって、候補はかなり絞れます。
| サービス | 向いているショップ | 特徴 |
|---|---|---|
| Shopify | 今後もECを成長させたい | 拡張性が高く、販売チャネルや外部サービスとの連携も広い |
| らくうるカート | 国内販売中心。少人数で無理なく運営したい | ヤマト運輸との連携を含め、国内ECとの相性がよい |
| STORES | ネットショップ+実店舗を運営 | ネットショップだけでなくPOS・キャッシュレス決済などもまとめやすい |
| イージーマイショップ | 低コストでEC機能を維持したい | 無料プランから始められ、EC向け機能も用意されている |
| BASE | とりあえず無料 | 月額0円から始められる |
売上拡大路線なら、Shopifyが最有力候補
今後さらなるショップ拡大を目指しているなら、まずShopify
が最有力候補になります。
Shopifyはグローバル展開しているECサービス。日本でのサービスが開始してしばらくは月額料金がドル払いでしたので、ドル円相場によって費用が変動するという若干のデメリットもあったのですが、2024年から日本円の固定料金に変わり予算が組みやすくなりました。
ShopifyのBasicプランは、年払いなら月額3,650円、月払いなら4,850円から利用できますので、単純に費用だけ見てもカラーミーショップより安くなります。商品登録数は無制限で、複数の販売チャネルにも対応しています。
InstagramやTikTok、Googleなど、ネットショップ以外の販売チャネルも活用しやすく、「自社サイトだけで集客する」という形から一歩進めたいショップには使いやすいサービスです。
Shopifyに移ると、何が変わる?
- ネットショップだけでなく、SNSなど複数の販売チャネルを一元管理できる
- 必要になった機能をアプリで追加できる(カラーミーアプリより種類も数も豊富)
- 海外販売が標準。(もちろん国内販売のみも可)
- Google準拠のシステムなのでマーチャントセンターとの親和性も高い
- 事業が大きくなっても、上位プランへ移行して対応できる
特に「今は国内販売だけだが、将来は海外販売もしたい」「ECを会社の主要事業としてもっと伸ばしたい」というショップとは相性がよいでしょう。
ただし「Shopifyの方が安いから」だけで判断しないように注意
Shopifyは基本料金だけで比較すると安く見えますが、利用するアプリや外部サービスによって総額が変わります。まぁその点はカラーミーも同じですが。
かなり日本対応も進んできましたがもともと海外発のサービスですので、日本のネットショップサービスでは当たり前のことがオプション機能になっていることも多いです。
「月額3,650円だからカラーミーより安い」と単純に考えるのではなく、必要な機能を実現するために何が必要なのかを確認してから判断することをおすすめします。
国内販売に専念・機能拡張よりも安定運営なら、らくうるカートも有力候補
「海外販売は考えていない」「国内のお客様への販売を中心に、今までと同じようにネットショップを運営したい」という場合にはらくうるカートも候補になります。
らくうるカートは2018年からヤマト運輸が提供しているサービス。EC運営にかかる事務的な手間を極力少なくすることで本来の業務(生産・仕入れなど)に集中ことをコンセプトとしており、個人・少人数で運営しているショップに最適化された機能が豊富です。
B2WEBなど他のヤマトサービスと連携できるので、配送にヤマト運輸を利用しているならかなり効率的に運営できます。
らくうるカートが向いているショップ
- 国内のお客様が中心
- ヤマト運輸を利用している
- 少人数でショップ運営を担当している
- Shopifyほど多機能・多国籍な環境までは必要としていない
「売上拡大」より「固定費を抑えたい」ならSTORES
一方で、すべてのショップがECを大きくしていきたいとは限りません。
「実店舗が本業で、ネットショップは販売チャネルのひとつ」「月商はそれほど大きくないので、毎月の固定費をできるだけ抑えたい」というショップなら、STORESが候補になります。
STORESには月額0円のフリープランと、月額3,300円のスタンダードプランがあります。スタンダードプランではネットショップに加えて、キャッシュレス決済やPOSレジなども利用できます。
実店舗とネットショップを一緒に運営している場合、「ECだけのために別のサービスを増やしたくない」という問題を解決しやすい点がメリットです。
低コストでECを続けたいならイージーマイショップ
「ネットショップは続けたい。でも、今後それほど大きくする予定はない」という場合はイージーマイショップ
も候補です。
無料プランから始められるため、固定費を抑えながらショップを運営したいケースに向いています。
はっきり覚えていませんが、たしか10年以上前から存在しているサービスです。無料版でも結構きちんとしたショップを構築できるので、自分でごりごりショップ構築することが苦でない方は一度さわってみてください。
とにかく月額費用をなくしたいならBASE
BASE
も月額0円のスタンダードプランから始められます。
もう知っている方が大多数だと思いますので、くわしい紹介は省きます。固定コストが0円である代わりに販売手数料と決済手数料が割高ですので、月商10万円以下のショップ様であれば検討しても良いかもしれません。
乗り換え前に必ず確認してほしいこと
ECサービスの乗り換えで注意したいことは3点あります。
移転にともなって、既存のお客様が離れるリスクは不可避
移転先がどんなに優れたサービスであってもお客様を100%引き継ぐことはできないと思っています。何割かのお客様は移転のタイミングで離れてしまいます。もうそれは不可避だと割り切ってください。
どうやって割合を下げるのか、新しいECサービスでも従来と同じような会員サービスを継続するのか、しないのか。サービス継続することはそもそも可能なのか。この辺りをきちんと踏まえておき、移行もできるだけ早い段階で告知しておくことが望まれます。
SEO評価がおちるリスク
特に、集客の大部分をSEO(検索エンジンからの集客)に依存しているショップでは、URLの変更が起きるのか、リダイレクトなどSEOへの影響を最小限に抑えるにはどうすれば良いかも確認が必要です。
現在できていることを維持できるのか
ECサービスの移転を検討されているオーナー様のご相談をお受けしていると結構あるあるな話ですが、「現在利用できているサービスは当然新しいサービスでも利用できるだろう」と考えておられることは少なくありません。
ECサービスごとに得手不得手、売りにしているサービス、コンセプトが違いますので、利用できる機能も一様ではありません。
後から「困った!」が出てこないように、移転を決める前によく機能一覧を確認しておくことをおすすめします。
カラーミーショップからの移行をご検討中の方へ
ECカートの乗り換えでは、サービス選びだけでなく、商品・顧客・注文データの移行、デザインの再構築、URLやSEOの確認、決済・配送設定など、確認すべきことが多くあります。
「どのサービスに移ればよいか分からない」「今のショップの機能を移転先でも再現できるか確認したい」という場合は、現在のショップを確認したうえで、移行先の候補を一緒に整理することも可能です。
カラーミーショップからの乗り換えをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
※この記事で紹介している料金・機能は2026年9月30日時点で各サービス公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。料金や仕様は変更される場合があります。契約前には各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

