Woo CommerceとSquareで作る無料ネットショップシリーズその5。
特に軽減税率の設定が必要な食品系ECでは一手間かかる税率の設定です。(商品登録より先にやっておくべきだったなと反省しています。)
Woo Commerceは世界中で利用されているプラグインなので既定の税率がありません。国内向けのショッピングカートASPなら予め標準の10%、軽減税率用の8%が設定されていますが、それを手動で設定してやる必要があります。
減税率を設定する場合少しだけ引っかかるポイントがあります(引っ掛かった)が、そこさえクリアすれば簡単です。標準税率(10%)の設定と軽減税率(8%)の設定方法について順を追って解説します。
もくじ
WooCommerceの税率設定
とすすみ「税」のタブを選択。
税オプションというタイトルで、送料の税計算や商品価格の表示方法などを設定できるようになっています。まずは各項目の説明と設定について列挙します。
- 税込み価格
- 商品登録で入力する価格は税抜きか税込みかの設定。今後も消費税が変わる可能性があるので税抜き入力推奨
- 税の計算
- 海外にも展開しているのでなければ「ショップの本拠地」基準で良いです。
- 送料税クラス
- 同じく海外通販でなければ「標準」で
- 税の丸め計算
- 税金を個別表示するか一括で表示するか
- 追加の税金クラス
- とりあえず全部削除。
- ショップで表示する価格
- 税込み表示か税抜き表示か
- 支払いやカートで表示する価格
- 同
- 価格表示の接尾辞
- (税込)や(本体価格)など任意で設定
- 税金合計を表示
- 税の種類ごとに表示するか否か
「変更を保存」して画面上に戻り、税オプションの右に書いてある「標準税率」をクリックし編集画面にすすみます。
標準税率の編集
税率が10%のみで良い場合はこの「標準」を編集すれば事足ります。税率の編集で特に困るところはないはずです。
- 標準税率の編集画面にすすみ「率 %」に10と入力。
- 送料にも10%の消費税を加算したいので「送料」にチェック。
- 変更を保存 で完了。
「複合」の項目にチェックを入れると、他の税率設定に加算されて税計算されるので多くの場合は必要ないと思われます。軽減税率の商品を利用していない場合の設定はこれで完了です。
軽減税率の設定
続いて軽減税率の設定です。
最初の税オプション設定画面では「追加の税クラス」にいくつか準備されていますが、これらをそのまま利用するとエラーが出る場合があるので全て削除し、”英数字で” 適当な名前をつけます(サイトには表示されません)。仮に「keigen」とでもつけます。
標準税率のときと同じく、画面上部の「keigen 率」をクリックして個別の編集画面にすすみます。「率 %」に8を記入すればOK。複合や送料は関係ないのでノーチェックで。
商品編集で軽減税率を適用
商品の編集画面で下にスクロールしていくと「税状況」「税区分」の項目があるので、「課税」「keigen」を選択。(*「追加の税クラス」設定で日本語名をつけていると、何度チェックして更新しても反映されないというエラーに見舞われます)。これで軽減税率の設定も完了です。
軽減税率商品のみを扱っている場合
今回は標準税率に10%を設定し、追加で8%税率を作りましたが、商品が軽減税率のみの場合は標準を8%に設定&送料にはチェックしない。追加の税クラスで10%税率を作成し送料にチェック。 という設定にしておいた方が良いです(標準を8%にしておくことで商品の個別編集で1つ1つ軽減税率を指定する必要がない)。
以上でWooCommerceの税設定は終了です。