BASEカードを発行してみました
BASEカードとは、BASEショップの売り上げを銀行に入金せずそのままカード支払に利用できるカードのことです。
以前はバーチャルカード(オンラインでのみ利用可)だったのですが、現在は実際のカードを発行することも可能です。
2022年7月31日まではリアルカードの発行手数料が不要とのことでしたので、とりあえず作ってみました。
BASEカードのメリットなど、BASEカードの詳細について分かった範囲で書いておきます。
もくじ
BASEカードの作り方
BASEカードはVisa加盟店で利用できるカードです。BASEショップオーナーであり、かつ売上が1円以上あれば誰でも作ることができます。BASEカードを確認/申請
BASEカードの種類
BASEカードにはオンラインのみで利用できるバーチャルカードと、実際にコンビニや量販店などリアルの買い物で利用できるリアルカードの2種類があります。選択式ではなく、最初にバーチャルカードを作ってから、必要な手続きを踏めばリアルカードを発行することが可能となります。
BASEカードのメリット
唯一のメリットは、「BASEカードとしての利用には振込手数料がかからない」ことです。
BASEの売上には6.6% + 40円/1注文 という安くない手数料が掛かり、さらに銀行に入金する際にも振込手数料(250円 or 750円)が必要ですが、売掛金をBASEカードとして利用する分には振込手数料が発生しません。
うちで言えば、光熱費やサーバー、ドメイン費用などなどの事業経費をそのままBASEカードで支払うように設定してしまえば、振込手数料を支払うことなく売上を支払いに利用できます。
本人認証でBASEカードの利用限度額が変わる
BASEカードを作った段階では、[ BASEの限度額 = 売上残高 ] です。デビッドカードと同じです。
カードが有効となってから、本人確認(身分証の提出など)を済ませると上限が上がります。
ちなみに、リアルカードを発行するには本人確認が必須条件なので、バーチャルカードではないリアルカードを発行するには本人確認は避けられません。まぁそりゃそうです。
BASEカードが使用できないケース
リアルカードは限度額が売上残高以上に設定されるので普通のクレジットカードとして機能しているのかと思っていたのですが、おそらくは違うようです。
というのも、試しにTimesカーシェアのカードとして設定しようと試みたのですがNG判定が出ました。(タイムズカーシェアではデビッドカード、プリペイドカードが使えない)
「クレジットカードではなくBASEが担保しているデビッドカード」が実情に近いのだと思われます。 ですので他のデビッドカード不可のサービスでも恐らく利用できないだろうと推測します。
BASEカードを作る上でデメリットはない
BASEの施策を見ている限り、多くのショップオーナー様は個人の方であるはずです。余計な経費(手数料)は少しでも抑えたいと思うのが自然ではないでしょうか。
今月中の申し込みであればBASEカードを作る上では何のコストもかかりませんし、今後維持費や年会費が発生しそうな気配もありません。(2022年8月以降はリアルカードのみ発行手数料がかかります。)
振込手数料をゼロにし売上金を有効活用できるBASEカードは、作っておいて決して損するものではないと結んでおきます。