ショップサーブでは商品ページを自作したオリジナルページに差し替えて運用することができます。
最近では、別サイトにhttpsの商品ページを作り、そこにショップサーブのカートを貼り付けて運用している例などを見かけます。
しかし、この商品ページ差し替えは301リダイレクトなどで完全に転送させているわけではありません。
場合によっては良かれと思った自作ページが逆効果になりかねませんので要点を書いておきます。
もくじ
商品ページをオリジナルに差し替える方法
商品個別編集ページを下の方にスクロールしていくと「自作商品ページのURL」という欄がありますので、ここに自作したページのURLを記入します。
ショップサーブで利用しているドメイン内のURLでも全く別のサイトのURLでも大丈夫です。
これで保存すれば自作ページが表示されることになります。
ネットショップ構築段階からすべてのページを自作してページ運用するのなら、後は商品を【非公開】に設定して完了です。
ページが非公開であっても、外部カートからの購入は可能ですので問題ありません。
逆に、公開にしている方がページの重複とみなされる危険が高まります。
自作商品ページの適応範囲
公式のオンラインサポートによると、自作商品ページが適応されるのは下記の4点
- パーク出品サービス出品時の商品ページの誘導先
- カート内の商品画像、商品名のリンク先
- マイページ内の購入履歴における商品画像、商品名のリンク先
- お客様の声ページの商品名のリンク先
逆に適応されないのは、
- サイド・フッターなどに表示されるおすすめ・新着商品など(*設定時)
- 商品ページに表示される関連商品(*設定時)
- Googleなどの検索結果からのアクセス
- SNSなど外部サイト引用からのアクセス
- URLの直接入力やブックマーク
つまり、これまでショップサーブの商品ページを使ってきていて検索やSNSからのアクセスが多い場合、自作ページではなくショップサーブで作成したページが表示されてしまうことになります。
先ほど述べたように、ページ重複のリスクを避けるには商品ページを非公開設定にしたいところですが、そうすると検索・SNS由来のアクセスを全て捨てることになります。
そして表題の.htaccssの話になるのですが、ショップサーブでは.htaccessを使った301リダイレクトによるページ移転は http(s)://ショップドメイン/SHOP/ 以下では無効 になっています。
ほんと迷惑です。
ページランクを引き継ぐことなどを考えると301が最善ですが、次善の策としてmetaタグで移転させるしかありません。
meta refreshによるページ転送
ショップサーブの謎機能として、本来ならhead内に書く内容を商品メイン紹介文に書くと機能します。
謎です。
私は使っていないので確認できませんが楽天などでも同様の謎機能があるらしいです。
(注:記事執筆時点では機能しますが、いつまで続くか知りませんので実行時は各自の責任でお願いします)
ですので、メイン紹介文に
<meta http-equiv="refresh" content="0; URL=自作ページのURL" />
の一文だけ書いてやれば無事にページ転送できます。
metaタグと一緒にcanonicalタグでURLの正規化を行うことも考えられますし書いてみましたが、正直いってそれがSEO的に正しいのか悪いのか判断しかねるので、それこそ各自の責任でお願いします。
<link rel="canonical" href="自作ページのURL" />
というわけで結論としては、
- ショップサーブの商品ページ転送はhtaccessでは行えず、meta refreshで転送するしかない。
- 設定しておけば商品レビューや購入履歴からは転送される。
- あとは自作ページが早くインデックスされるようにがんばりましょう。
です。